玉岡かおる
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17才のころ やりたい放題、浮いていた
朝日21関西スクエアリレーエッセー
 


今や何かと問題の17歳。幸か不幸か、私にも17歳の娘がいる。そして毎日、ムカつき、キレて暮らしてる。
けれど今回、この稿を書くについて、アルバムの中の、17歳の私に再会して思った。

17歳は繰り返す。みんな同じことをして大人になる。

私の写真はこの年頃(としごろ)までは豊富にある。写真が趣味の父親がしょっちゅう撮っていたからだ。だが17歳を境に激減するのは、私が親の周辺から独立したことを示している。
いちばん可愛く写ったのをはがしてみたら、裏面に当時つきあっていた男の子の熱いラブ・メッセージがあってドキッとした。別れた時にしっかり返してもらったらしい。


17歳は、家族から離れ、自分だけの領域を持つ年頃だ。
見れば、ルーズソックスこそ穿(は)いてないけど、たかがセーラー服にもかなりの自己主張。もしも私が今、17歳なら、迷わずピアスに茶髪でいるだろう。決してワルではなかったはずだが、田舎の進学校では、平気で授業を抜け出しやりたい放題していた私は、かなり浮いていたらしい。ことあるごとに教師に呼ばれ、おこられた。

今、そんな私が親になって、校則破りの娘のために、学校に呼ばれて頭を下げる。
「もう17歳です、責任ある行動をしてもらわないと」。どこかで聞いたそのせりふ。

歴史は繰り返す。時代や人が変わっても、17歳は、大人と子供の臨界点を行きつもどりつ、やがて本当の自分をみつけて飛んでいくまで、自分の翼の力を計っている。