ホップステップホーム!

2014年1月28日発売

ホップステップホーム!

兵庫県三木市に生まれ、県内高砂に嫁ぎ、これまた県内加古川に住む。
生まれてから一度も県内「播磨」というエリアを出たことがない著者は、子ども達の独立や義母の介護を経て、

――今やこの家における私の身分は、犬の飼い主、夫の妻。少なくとも家とワンセットのヨメではない。
そこではたと気がついた。
家とは期間限定の家族の集合場所。時期が来て嫁という字の「家」と「女」の分離が成れば、 ヨメは仕事に便利な場所への単身赴任も可能だし、役目は家にいずとも務まるではないか。

かくして私は、長年の夢だった仕事場を家の外に持つことにした。
誰にも妨げられず自分のペースで執筆に打ち込める自分だけの城。 きっと続々、いい作品が書けるはず。―― と、ある日、一人暮らしを決意する。場所は大阪。女50ウン歳の、独立宣言である。 週の半分は夫と愛犬の待つ実家に帰る“かけもち主婦"であり、二人の娘の母親、 そして作家、さらには隣保長なる役目までおおせつかり、八面六臂の大活躍が始まる!? 『お家さん』『天涯の舟』など、おもに関西を舞台にした作品で大人気の著者が 軽妙にユーモラスに、50代女性の本音と現実を語る。

日経新聞大阪版に2010年から連載し好評を博したエッセイを中心にまとめられた、著者初のエッセイ集。

単行本(ソフトカバー): 200ページ
出版社: 実業之日本社 (2014/1/28)
言語: 日本語
ISBN-10: 4408594067
ISBN-13: 978-4408594064
発売日: 2014/1/28

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読者の皆さまから

■大阪 K・Aさん

小説の名手はエッセイ上手でもある。
ということを改めて実感。上方流の軽妙洒脱。昨日買って終電まで大阪で飲んではいたが、家に戻ってその日のうちに読んだ。オッパーとのかけあいは、おせいさんとカモカのおっちゃんを彷彿とさせる。実際、田辺さんがお隠れになった後を引き継ぐのは彼女しかいないでしょ。

 

■兵庫県 A・Kさん

先生、ホップステップホーム、超面白いですね。この前の多可町のトークみたいに、テンポ良く、面白く、私、一気に読んでしまいました。普段だと、友達に貸したろうか?と言うんですが、本が傷むともったいないから飾ることにします。

 

 

 

 


女性セブン2014年5月1日号